平清盛最終話「遊びをせんとや生まれけむ」
とうとうこの日が来てしまいました。
1年間楽しませてもらった大河ドラマ「平清盛」、いよいよ最終回です。
12月23日に最終回というのはちょっと遅い方なのでは?
ここ3年間の大河は11月で終わる短縮版だったから、12月に最終回を迎えるということ自体久々な気がする。
ああそうか、それで最終回拡大版じゃないとか…?(いや、組!とかは普通に60分だったけど)
最近の大河は最終回75分拡大スペシャルとかが当たり前になってたから、今年は通常の放送時間のままというのが奇異に思えるけど、でも全50回もあったんだもんなあ。
贅沢言っちゃいけないか。
とにかく何かと低視聴率低視聴率と、そればかりが取り沙汰された作品でしたが、別に視聴率云々で見る番組を選ぶわけでもないので、なんとも思わない。
ただ、凄まじいバッシングと逆風に揉まれながらも、キャストやスタッフが気持ちを挫くことなく、熱意とポリシーをもって丁寧に作品を作り上げてくれたことは、本当に素晴らしかったと思う。
何とか色んな人に見てもらおうと試行錯誤して、ツイッターで様々な企画を用意して盛り上げたり、そういうスタッフの熱い心意気っていいよね。
おかげで、局地的にすごく熱いファンが生まれて、その熱い盛り上がりの中に参加もできて、組!以来の大河ドラマにハマる楽しさを味わいました。
スタッフ&キャストの皆様、本当にお疲れ様でした!!
キャストはとにかくすごくよかった!
知名度の高いキャストの揃った、いわゆる「豪華キャスト」な前半戦ももちろんよかったけど、私が特に良かったと思うのは、知名度の低い若手キャストの配役の絶妙さと熱演ぶり。
64歳まで生きる清盛を松山ケンイチが演じるとわかった時、すぐに、子世代孫世代はどうなるの!?と不安に思ったけど、案の定20代の若手づくしのキャスティングになったけど、一人一人がこれ以上ないほど役をつかんでいて、芸達者な俳優さんばかりで、安心して見ていられた。
大河ドラマに対して私がずっと思い描いている理想の形は、大好きな時代の大好きな人物を、まるで知らないような「えっ、この人どこから連れてきたの?」と思うような新鮮なキャストが演じてくれて、しかも今後その人しか考えられなくなるほどにハマリ役であること。
元からのファンの人が聞いたら怒るかもしれないけど、「新選組!」の時の山本耕史さんや堺さんが私にとってはそれだった。
そして、今年は新鮮な顔ぶれが居並ぶ中でも、やはり一番印象的だったのが、平重盛役の窪田正孝さん。
好きな人物を、今までに見たことが無い、新鮮な俳優がこれ以上ないほどに熱演してくれて、そこから加速度的にはまったようにも思う。
源義経役の神木隆之介もよかったし。
歴史上の人物で一番大好きな義経、また数年後に神木君で見てみたいなあ、と思う。
そして、主役の松山ケンイチ。
27歳でここまで演じられる俳優だとは、失礼ながら思ってもみなかった。
主役への評価は最終回後までとっておこうと思ってて、ついに最終回を見終えた今だから、遠慮なく絶賛できる。
始まった最初の頃は、物語の世界観とかガチャガチャしてうるさい清盛とか、朝廷の愛憎ドロドロ劇をしつこく描くのとか、そのへんがくどく感じて、ハマる気満々なのに、イマイチのめりこめなかったのも事実。
松ケンの演技についても、それほど評価していたわけではなくて。
でも、大河ドラマの醍醐味は、一年通して変化・成長していく役と役者にあると思うので、何だかんだ言いつつも清盛につきあっていたら、どんどん目が離せない人物になっていった。
平清盛を描くのに、綺麗事ばかりでは無理だろうと思っていたら、しっかりと腹黒いところや策士になっていくところも描かれて、その度に清盛の変化と、それを演じ分けていく松ケンの芝居に感心させられた。
何よりすごいと思ったのは、晩年の清盛。
老人になってからの老け演技も20代とは思えないほどナチュラルで、メイクもすごいけど、役者としてのそのこだわりは素晴らしかった。
自分とほとんど年齢の変わらない俳優相手に父親を演じるのも大変だろうに、本当の父親に見えた。
熱く熱く、渾身の力で平清盛という歴史上の傑物に挑んだ松ケンのこれからが本当に楽しみです。
さて、それでは、感想を。
最終回「遊びをせんとや生まれけむ」。
1年間楽しませてもらった大河ドラマ「平清盛」、いよいよ最終回です。
12月23日に最終回というのはちょっと遅い方なのでは?
ここ3年間の大河は11月で終わる短縮版だったから、12月に最終回を迎えるということ自体久々な気がする。
ああそうか、それで最終回拡大版じゃないとか…?(いや、組!とかは普通に60分だったけど)
最近の大河は最終回75分拡大スペシャルとかが当たり前になってたから、今年は通常の放送時間のままというのが奇異に思えるけど、でも全50回もあったんだもんなあ。
贅沢言っちゃいけないか。
とにかく何かと低視聴率低視聴率と、そればかりが取り沙汰された作品でしたが、別に視聴率云々で見る番組を選ぶわけでもないので、なんとも思わない。
ただ、凄まじいバッシングと逆風に揉まれながらも、キャストやスタッフが気持ちを挫くことなく、熱意とポリシーをもって丁寧に作品を作り上げてくれたことは、本当に素晴らしかったと思う。
何とか色んな人に見てもらおうと試行錯誤して、ツイッターで様々な企画を用意して盛り上げたり、そういうスタッフの熱い心意気っていいよね。
おかげで、局地的にすごく熱いファンが生まれて、その熱い盛り上がりの中に参加もできて、組!以来の大河ドラマにハマる楽しさを味わいました。
スタッフ&キャストの皆様、本当にお疲れ様でした!!
キャストはとにかくすごくよかった!
知名度の高いキャストの揃った、いわゆる「豪華キャスト」な前半戦ももちろんよかったけど、私が特に良かったと思うのは、知名度の低い若手キャストの配役の絶妙さと熱演ぶり。
64歳まで生きる清盛を松山ケンイチが演じるとわかった時、すぐに、子世代孫世代はどうなるの!?と不安に思ったけど、案の定20代の若手づくしのキャスティングになったけど、一人一人がこれ以上ないほど役をつかんでいて、芸達者な俳優さんばかりで、安心して見ていられた。
大河ドラマに対して私がずっと思い描いている理想の形は、大好きな時代の大好きな人物を、まるで知らないような「えっ、この人どこから連れてきたの?」と思うような新鮮なキャストが演じてくれて、しかも今後その人しか考えられなくなるほどにハマリ役であること。
元からのファンの人が聞いたら怒るかもしれないけど、「新選組!」の時の山本耕史さんや堺さんが私にとってはそれだった。
そして、今年は新鮮な顔ぶれが居並ぶ中でも、やはり一番印象的だったのが、平重盛役の窪田正孝さん。
好きな人物を、今までに見たことが無い、新鮮な俳優がこれ以上ないほどに熱演してくれて、そこから加速度的にはまったようにも思う。
源義経役の神木隆之介もよかったし。
歴史上の人物で一番大好きな義経、また数年後に神木君で見てみたいなあ、と思う。
そして、主役の松山ケンイチ。
27歳でここまで演じられる俳優だとは、失礼ながら思ってもみなかった。
主役への評価は最終回後までとっておこうと思ってて、ついに最終回を見終えた今だから、遠慮なく絶賛できる。
始まった最初の頃は、物語の世界観とかガチャガチャしてうるさい清盛とか、朝廷の愛憎ドロドロ劇をしつこく描くのとか、そのへんがくどく感じて、ハマる気満々なのに、イマイチのめりこめなかったのも事実。
松ケンの演技についても、それほど評価していたわけではなくて。
でも、大河ドラマの醍醐味は、一年通して変化・成長していく役と役者にあると思うので、何だかんだ言いつつも清盛につきあっていたら、どんどん目が離せない人物になっていった。
平清盛を描くのに、綺麗事ばかりでは無理だろうと思っていたら、しっかりと腹黒いところや策士になっていくところも描かれて、その度に清盛の変化と、それを演じ分けていく松ケンの芝居に感心させられた。
何よりすごいと思ったのは、晩年の清盛。
老人になってからの老け演技も20代とは思えないほどナチュラルで、メイクもすごいけど、役者としてのそのこだわりは素晴らしかった。
自分とほとんど年齢の変わらない俳優相手に父親を演じるのも大変だろうに、本当の父親に見えた。
熱く熱く、渾身の力で平清盛という歴史上の傑物に挑んだ松ケンのこれからが本当に楽しみです。
さて、それでは、感想を。
最終回「遊びをせんとや生まれけむ」。
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